パソコンを使うとき、専門的な言葉や用語がたくさん出てきて、つい「自分はパソコンができない」と感じてしまう人は多いです。特にパソコンに慣れていない人や中高年の方にとっては、専門用語が難しく感じられ、操作が苦手になってしまう原因の一つとなっています。

パソコンが「できない」から「できる」に変わるには？

パソコンが「できない」と感じる人は多いですが、その気持ちは決して恥ずかしいことではありません。むしろ、誰でも最初は初心者であり、苦手意識を持つのは自然なことです。

では、パソコンが「できない」状態から「できる」状態に変わるには、どんなことが大切なのでしょうか？ここでは、基本的な考え方と練習のポイントをわかりやすくご紹介します。

• 恐れずに触ってみること
  パソコンは使ってみないと上達しません。最初は間違えても大丈夫。失敗を恐れずに操作を繰り返すことで、自然と操作が身についてきます。
• 少しずつ覚えていくこと
  一度に全部覚えようとせず、基本的な操作やよく使う機能から少しずつ慣れていくことが大切です。焦らず自分のペースで進めましょう。
• わからないことは調べたり聞いたりすること
  わからない操作や用語があれば、インターネットで調べたり、周りの詳しい人に聞くことも大切です。誰かに教えてもらうことで理解が深まります。
• 練習を習慣にすること
  毎日少しずつパソコンに触れる時間を作ると、操作がどんどん身についていきます。続けることが上達の近道です。
• 自分の使い方や目的を明確にすること
  仕事で使うのか趣味で使うのか、自分の目的をはっきりさせると、必要な操作や知識が見えてきて効率よく学べます。

このような方法で少しずつパソコンに慣れていけば、「できない」から「できる」へと変わっていけます。次の章では、具体的な専門用語の意味をわかりやすく解説し、さらに理解を深めていきましょう。

パソコンを使う上で、専門用語を知ることはとても大切です。専門用語がわからないと、操作に戸惑いを感じたり、何をどうすればいいかがわからず「パソコンができない」と感じてしまうことが多いからです。特に、パソコン初心者や苦手意識を持つ人にとっては、この専門用語の壁が大きな障害となっています。

専門用語は一見難しそうに感じますが、実は基本的な用語を押さえるだけで、パソコンの操作や仕組みが理解しやすくなります。パソコン操作の説明がスムーズに頭に入るようになり、仕事や趣味でのパソコン利用が格段に楽になります。

ここでは、パソコン初心者の方がまず覚えておきたい、良くみるIT用語を10個ピックアップしました。これらの用語を知っているだけで、操作の意味や方法がぐっと理解しやすくなり、パソコンの苦手意識を解決する大きな助けになります。

インターネットやアプリは現代のパソコン利用に欠かせない存在ですが、初めて使う人にとってはその仕組みや用語がわかりにくく、「パソコンができない」と感じる原因の一つとなっています。ここでは、アプリやインターネットの用語についてわかりやすく解説します。

用語1：アイコン（Icon）

パソコンでインターネットを利用するときに欠かせないのが「ブラウザ」というソフトです。ブラウザは、インターネット上のホームページや情報を表示するための専用ソフトで、パソコンが「できない」と感じる人も、まずここを理解することが重要です。

ブラウザはインターネットの窓口のような役割を持ち、webサイトを見るための入り口となります。例えば、Google Chrome（グーグル クローム）やMicrosoft Edge（マイクロソフト エッジ）、Safari（サファリ）といったソフトが代表的なブラウザです。これらを使って、ホームページの表示や検索、リンクのクリックといった操作を行います。

以下の表は、よく使われるブラウザと特徴をまとめたものです。

【ブラウザの使い方】

1. ソフトを起動する
2. アドレスバーにホームページのURLを入力する
3. Enterキーを押す
4. ページが表示されたら、リンクやボタンをクリックして操作する

パソコンでのインターネット操作の基本として、まず「ブラウザ」を理解し、使いこなせるようになることが、「できない」を克服する第一歩となります。

☆インストラクターおすすめポイント：よく見るページは「ブックマーク」しておくと便利です。

パソコンを使う上で「ダウンロード」とは、インターネットから必要なデータやファイルを自分のパソコンに取り込む操作のことを指します。例えば、仕事で使う資料や写真、ソフトをインターネット上から自分のパソコンに保存したいときに行います。「ダウンロード」がわからないと、必要なデータを手に入れられず「パソコンができない」と感じる原因になりやすいです。

ダウンロードの操作自体は難しくありませんが、初めての人はできないと感じることも多いようです。基本的なダウンロードの方法と注意点をわかりやすく説明します。

【ダウンロードの基本的な操作手順】

1. ブラウザで目的のページを開く
2. 「ダウンロード」ボタンやリンクをクリックする
3. 保存場所を選択する
4. ダウンロード完了を確認する

うまくダウンロードできないトラブルや失敗を防くため、以下の点に注意しましょう。

• 信頼できるサイトからのみダウンロードする
• 保存場所を必ず覚えておく
• ファイルの種類やサイズを確認する
• ダウンロード中はパソコンの操作を控える

ダウンロードをマスターすることで必要なデータを自分のパソコンに取り込み、仕事や趣味で活用できるようになります。わからない場合は、周りのパソコンに詳しい人に教えてもらったり、インターネットで調べるとよいでしょう。繰り返し練習することで、「できない」から「できる」へと変わっていきます。

☆インストラクターおすすめポイント：サイトやメールの内容に少しでも不安を感じたら、ダウンロードしないようにしましょう。

アップロードとは、パソコンに保存されているファイルやデータをインターネット上のサーバーやクラウドに送信する操作のことを指します。これは、仕事で資料を共有したり、写真や動画を友人と共有したりするときに必要な基本的な操作です。

アップロードができないと、せっかく作成したファイルを相手に渡せなかったり、クラウドに保存できずにバックアップが取れなかったりして、「パソコンができない」と感じる原因になることがあります。

アップロードの具体的な利用シーンとしては、以下のようなものがあります。

【アップロードの基本的な操作手順】

1. アップロード先のページやアプリを開く
2. ファイルを選択する
3. アップロードボタンをクリックする
4. 送信完了を確認する

アップロードの際には、以下の点に注意しましょう。

• アップロードするファイルのサイズや種類を確認する
• 送信先が正しいか、間違えないように注意する
• インターネットの接続状況が安定していることを確認する
• アップロード中はパソコンの操作を控え、処理が終わるまで待つ

これらのポイントを押さえることで、アップロード操作の失敗やトラブルを減らし、「パソコンができない」と感じる気持ちを軽減できます。初めは慣れないかもしれませんが、繰り返し練習することで自然と操作に慣れていきますので、安心して取り組んでみてください。

☆インストラクターおすすめポイント：メールの宛先やアップデート先をしっかり確認してから作業を行いましょう。

パソコンを使うとき、作成したデータや受け取ったファイルがどこに保存されているのか分からず、「パソコンができない」と感じる人は多いです。ここでは、ファイルやフォルダ、クラウドなど、データの基本的な保存場所や管理方法について理解を深めることで、その悩みを解決していきましょう。

パソコンを使う上で欠かせない基本的な用語の一つが「ファイル」と「フォルダ」です。これらは、パソコン内のデータを管理・整理するための基本単位であり、パソコンが「できない」と感じる人にとっても、まず理解したい重要なポイントです。

まず「ファイル」とは、文書や写真、音楽、動画などの個々のデータを指します。例えば、仕事で作成した書類や入力したデータもファイルとして保存されます。一方「フォルダ」は、これらのファイルをまとめて整理するための入れ物のようなもので、複数のファイルをグループ化して管理しやすくします。

ファイルとフォルダの関係は、書類（ファイル）を収納する引き出し（フォルダ）に例えるとわかりやすいでしょう。パソコンの中では、ファイルがどこに保存されているのかを把握するために、フォルダの階層構造を理解することが大切です。そうすることで目的のデータが探しやすくなり、作業効率がアップします。

以下の表に、ファイルとフォルダの基本的な特徴をまとめました。

ファイルやフォルダを整理する際のポイントは次の通りです。

• ファイル名やフォルダ名は、内容がすぐにわかるように具体的で簡潔な名前を付ける
• 保存場所を意識し、どこに保存したかを忘れないようにする
• 用途や日付ごとにフォルダを分けて保存する
• 定期的に不要なファイルを整理し、パソコンの動作を軽く保つ

余談ですが、インストラクター経験のある筆者が今までに一番多く受けた質問は「保存したデータはどこにありますか？」でした。データの保存場所はパソコンの環境によって様々ですが、ご自身で分かりやすい場所を設定できます。

データを保存する際に表示される画面では「保存場所」をよく確認しておきましょう。ファイルやフォルダを上手に管理することは「できない」を脱却するコツのひとつです。

☆インストラクターおすすめポイント：大切な写真やデータはコピーして保存し、さらにUSBメモリなどにバックアップしておくとより安心です。

クラウドとは、インターネット上にあるデータの保存場所のことを指します。パソコンの内部にデータを保存するのではなく、ネットの中にあるサーバーにデータを置く仕組みです。これにより、データの管理や共有が簡単にできるようになります。

クラウドの大きなメリットは、どこからでもデータにアクセスできることです。例えば、仕事で使う書類をクラウドに保存すれば、自宅のパソコンや会社のパソコン、スマートフォンからでも同じデータを利用できます。手元に無いと作業ができない紙の書類と比べて、クラウドにあるデータは場所を選ばずにいつでも作業ができ、効率がアップします。

また、クラウドを利用するとパソコンの容量を節約できます。パソコンのハードディスクがいっぱいになって「使えない」と困ることが減り、パソコンの動作が遅くなるのも防げます。さらに、クラウドには自動でバックアップを取る機能があるものも多く、データの紛失リスクを減らすことができます。

クラウドの具体的な利用例としては、以下のようなものがあります。

• 仕事の書類や資料をクラウドに保存して共有する
• スマートフォンで撮った写真をクラウドにアップロードし、パソコンで見る
• 複数の人で同じファイルを編集できるオンラインの共同作業
• 大切なデータを自動的にバックアップする

ただし、クラウドを安全に利用するためには、パスワードの管理をしっかり行うことや、信頼できるサービスを選ぶことが大切です。

パソコン初心者の方でも、クラウドの仕組みや使い方を理解し、安全に利用できれば、データ管理の悩みが減り、「できない」と感じることも少なくなります。ぜひ積極的にクラウドを活用して、仕事や日常のパソコン操作をより便利にしていきましょう。

☆インストラクターおすすめポイント：クラウドに保存したデータは、パソコンを買い替えてもそのまま使えます。

ギガ（GB）とは、データの大きさや容量を表す単位の一つで、正式には「ギガバイト（GB）」と言います。パソコンやスマートフォンの保存容量を理解するうえで欠かせない基本的な用語です。パソコン操作が苦手で「できない」と感じる人も、ギガの意味を知ることでデータ管理や容量の感覚をつかみやすくなります。

パソコンやスマホのストレージ容量はギガ単位で表示されており、容量が大きいほど多くのデータやソフトを保存できます。容量が不足すると、新しいファイルの保存ができない、動作が遅くなるなどの問題が起きやすくなり、パソコンが「できない」と感じる原因の一つになることもあります。

不要なファイルを整理したり、クラウドサービスを活用して容量を確保する方法もおすすめです。ギガの基本を理解し、容量の感覚をつかむことで、パソコン操作の「できない」を減らし、より快適に使いこなせるようになります。焦らず少しずつ慣れていきましょう。

☆インストラクターおすすめポイント：同じギガで表すパソコンの一時的な作業スペース「メモリ（memory）」も、知っておきたい用語のひとつです。

パソコンを使っていると、操作中に思わぬトラブルやわからないことに直面して「できない」と感じる場面が多くあります。この章では、そんな困ったときに役立つ基本的な操作用語とトラブル対処法をわかりやすく解説します。

用語8：インストール（Install）

「インストール」とは、新しいソフトウェアやアプリケーションをパソコンに入れて使えるようにする操作のことを指します。正しくインストールできないと、ソフトが起動しなかったり、正常に動作しない原因になることがあります。インストールの基本的な流れを以下にまとめました。

【インストールの基本的な操作手順】

• ウイルス感染のリスクを避けるため、必ず公式サイトや信頼できる配布元からダウンロードする
• パソコンの容量や動作環境がソフトの必要条件を満たしているか確認する
• インストール中は他のソフトを終了し、作業中のデータは保存する
• 途中でエラーが出た場合はメッセージをよく読み、再度操作するかサポートに問い合わせる

もしインストールがうまくできない場合は、慌てずにソフトを終了し、パソコンを再起動してから再挑戦してみましょう。再起動によってパソコンの状態がリセットされ、インストール作業がスムーズになることがあります。

また、ネットで検索して同じ問題を経験した人の解決方法を調べたり、メーカーのサポートに問い合わせるのもおすすめです。パソコン操作は誰でも初めは戸惑うものですから、一人で悩まず周りの助けを借りながら進めていきましょう。

インストールの意味と基本的な操作方法、注意点を理解しておくことで、パソコンが苦手な人でも仕事や趣味で必要なソフトを利用できるようになり、「できない」と感じる場面を減らせます。焦らず少しずつ慣れていきましょう。

☆インストラクターおすすめポイント：Windowsパソコンの方は「MicrosoftStore」からダウンロードすると安心です。

パソコンを使っているときに突然画面が固まって操作ができない状態になる現象を「フリーズ」と言います。これはパソコンの動作が停止し、マウスやキーボードの入力を受け付けなくなる状態で、初心者の方やパソコン操作が苦手な人にとっては非常に困るトラブルの一つです。

以下の表に、フリーズの主な原因とそれぞれの対処法をまとめました。

フリーズが起きて何もできない時の基本的な対処法としては、まず数分間待ってみることが挙げられます。場合によっては一時的な処理の遅延で回復することもあります。

それでも改善しない場合は、キーボードの「Ctrl + Alt + Delete」を押してタスクマネージャーを起動し、問題のあるソフトを終了することを試みましょう。操作が全く受け付けられない場合は、パソコンの電源ボタンを長押しして強制的に再起動を行います。

ただし、強制再起動はパソコンのデータが失われるリスクがあるため、できるだけ控え、どうしても操作できない場合の最終手段として使うことが大切です。

フリーズを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

• 不要なソフトを同時に起動しすぎない
• 動作が不安定な時はパソコンを再起動する
• ソフトやOSのアップデートはこまめに行う
• ウイルス対策ソフトを導入し、定期的にスキャンする
• パソコンの動作が遅くなったら専門家に相談する

これらの対策を実践することで、フリーズの発生を減らし、パソコンの操作で「できない」と感じる場面を減らすことができます。パソコンが苦手な人でも、落ち着いて対処法を知っておくことでトラブルを解決しやすくなり、安心して使用できるようになるでしょう。

☆インストラクターおすすめポイント：フリーズは突然起こります。大切なデータはこまめに保存しておきましょう。

パソコンの「アップデート」とは、ソフトウェアやパソコン本体の機能を新しくしたり改善したりする操作のことです。アップデートを行うことで、パソコンがより安全に、そして快適に使えるようになり、トラブルを未然に防ぐことができます。

アップデートを怠ると、セキュリティの穴が放置されてしまい、ウイルス感染や情報漏洩などのリスクが高まります。また、古いバージョンのままだとソフトが正常に動かなくなったり、新しい機能が使えなかったりして、「パソコンができない」と感じる原因になることもあります。

アップデートの基本的なメリットをご紹介します。

アップデートの基本的な操作方法は次の通りです。使用しているパソコンのOSやソフトによって多少異なりますが、共通の流れとして覚えておくと便利です。

【アップデートの基本的な操作手順】

1. パソコンの「設定」や「システム」メニューを開く
2. 「アップデート」や「更新プログラム」の項目を選択する
3. 利用可能なアップデートがあれば、案内に従ってインストールする
4. 必要な場合は再起動する

アップデートを行う際のポイントや注意点も押さえておきましょう。

• 作業中のデータは必ず保存してから開始する
• アップデート中はパソコンの電源を絶対に切らない
• ネットワーク接続が安定している環境で行う
• アップデート後に問題が起きた場合は、再起動を試す
• 不安な場合は専門家やサポートに相談する

このように、アップデートはパソコンを安全かつ快適に利用するために欠かせない操作です。初心者の方も恐れずに少しずつ慣れていき、定期的にアップデートを行う習慣をつけることで、「できない」と感じるトラブルを減らし、仕事や日常のパソコン操作をスムーズにしていきましょう。

☆インストラクターおすすめポイント：作業完了までに時間がかかる場合があります。時間に余裕をもってアップデートを行ってください。